12月4日(金) 10:00~12:00
企画担当:小山晃英
企画の言葉:加速する多死社会、そして老衰が死因としている増加している近年、社会的背景を踏まえ、日本人の苦手とする死生観や、死に対する今後の社会のあり方などを議論する場を設けたいと考えていました。後閑さん、鈴木さん、岡野谷さんと出会うことにより、このセッションが可能となりました。普段、なかなか考えることがない死について、考えてみましょう。
①死は、どのように受け入れることができるのか
②コロナ禍にあり社会的変化が求められる今、死への対応はどのような変化が訪れているのか
③当事者にならない限りわからない医療の受け手の本音
座長:小山晃英(京都府立医科大学、病院マーケティングサミット理事)、竹田陽介(株式会社Vitaly 代表取締役、病院マーケティングサミット代表理事)
「後悔しない死の迎え方 〜看取りの経験から学んだこと〜」
<講演内容>
幸せな死の捉え方
悲しみの海を乗り越えるための「NOAの方舟」
N:ぬくもり
死亡確認は空気が変わってから
看取りの「環境」を整える
O:思い出
思い出を語り、幸せの総量を増やす
A:ありがとう
悲しみの涙の奥の「幸せ」
感謝で見送る
「コロナ禍での死への対応」
演者:岡野谷 純(特定非営利活動法人日本ファーストエイドソサェティ 代表理事)
<講演内容>
コロナ禍で何が変わったのか
・わぁ、大変と思ったらなんでも「ダメ」になる
・整理してみれば、進み方が見えてくる
・誰が最初に始めるか
心肺蘇生法の実施率が下がっている!
・感染への不安を解消するには
・新ガイドラインを学ぼう
医療職・コメディカル・搬送者の皆さまへ
・本当にお疲れ様です
・未知のウィルスはまたやってくる
・今まで通り「感染経路の遮断」です!
「本当に医療は必要か? 終末期を思うがん患者からの本音と建前」
<講演内容>
1.”とんでも医療”から学んだ医療者の役割
2.最期を支えるケアに必要な意識と行動
3.これからの病院への期待
「ディスカッション」
【病院マーケティングサミットJAPAN2020】
会場:EventHubオンライン会場