ご挨拶 | 病院マーケティングサミットJAPAN2019 |

昨年3月25日に開催された開催の病院マーケティングサミットJAPAN2018では、多大なるご協力、ご支援を賜り誠にありがとうございました。
記念すべき第一回開催となった前回大会では、我が国を代表する病院広報、企業ブランディング、webマーケティングのエキスパート達が一堂に会し、「病院が患者、医療職に選ばれるためのマーケティング戦略」をテーマに白熱した議論が繰り広げられました。「病院を生き残らせる広報とは何か?」という病院共通のマーケティング課題に対して、スマホ会議システムを活用して参加者全員で討論できたことは、病院内外の垣根を超えて病院マーケティングを進化させるための非常に大きな第一歩となりました。

本年も病院マーケティングサミットJAPAN2019を8月24日に神田明神ホール(東京)にて開催致します。病院マーケティングサミットJAPAN2019では、病院広報やマーケティング、ブランディングのエキスパートに加え、日本を代表する病院経営者や臨床現場のトップランナーの先生方にもご参集いただき、我が国の医療マーケティングを多角的な視点から掘り下げて議論致します。

「マーケティング」という言葉を聞くと販売促進のための市場調査やプロモーション活動を想起しがちですが、マーケティングの本質は市場取引(商品、金銭)に限らない「価値の交換プロセス」です(Philip Kotler, 1931- )。すなわち我々医療関係者にとってのマーケティングとは、患者/紹介元/求職者(ステークホルダー)に対して「医療」という価値を生み出し(医療チーム、専門診療)、その情報を届け(広報)、価値を手にしてもらい(受診、採用)、対価を得る(診療報酬、人的資源)ための一連のプロセスです。

本年のプログラムは1日を通して、病院広報・プロモーションの枠を超えた医療マーケティングの学びを得られるよう企画しております。一流企業の優れたブランディングを学び、先進的な病院マーケティング事例を共有し、求職者目線で医師採用戦略を考え、医療政策からこれからの病院経営を展望し、人財形成を通じて病院の価値を高め、そして最後にその価値をどのように伝えていくのかを会場の全員で議論したいと考えております。
我が国の人口構成が大きく変わりゆく令和時代のはじまりに、病院内外の垣根を超えて多分野多職種の皆様とともに新時代の医療マーケティングの萌芽を迎える1日になれば幸甚です。

病院マーケティングサミットJAPAN関係者一同、処暑の東京神田にて皆様のご来場を心よりお待ちしております。

一般社団法人病院マーケティングサミットJAPAN
理事 竹田 陽介、松本 卓、小山 晃英