座長・演者
岸 拓弥 / TAKUYA KISHI
国際医療福祉大学福岡保健医療学部 教授
登壇セッション
プロフィール
心不全と高血圧を専門とする循環器内科医として幅広く診療を行いながら、循環生理学、特に脳による交感神経調節の基礎研究では世界をリードする一人である。日本循環器学会など国内主要学会の評議員ならびに米国心臓協会・欧州心臓病学会のフェローであり、高血圧治療ガイドライン2019の作成にも関わっている。また、Social Networking Serviceを活用した医学系学会における情報発信の先駆けとして注目されている日本循環器学会情報広報部会で中心的役割を果たし、日本循環器学会twitter行動指針作成や国内医学系学会初の日本高血圧学会ダイバーシティ推進旭川宣言書作成にも携わっている。
略歴
1997年九州大学医学部卒業し、九州大学医学部付属病院にて研修後の1999年九州大学大学院医学研究院循環器内科学に入学し2002年学位取得。
麻生飯塚病院循環器内科医長・九州大学大学院医学研究院循環器内科学非常勤研究員・九州大学病院冠動脈疾患治療部医員を経て、2011年より九州大学大学院医学研究院先端心血管治療学講座にて助教・講師・准教授を務め、2015年から九州大学循環器病未来医療研究センターにて部門長に就任し、2019年より現職。
学会活動・受賞歴
日本循環器学会:社員・Fellow of JCS、総務委員会5カ年計画予防啓発サブワーキンググループ、予防委員会、情報広報部会
日本心不全学会:評議員
日本高血圧学会:評議員、みらい医療計画統括委員会、広報情報委員会、若手研究者活性化委員会、ダイバーシティー推進委員会
American Heart Association:Fellow
European Society of Cardiology:Fellow
日本循環器学会若手研究者奨励賞、日本循環器学会CPIS賞、日本高血圧学会学術賞、日本心不全学会学術賞、日本心血管内分泌代謝学会高峰譲吉研究奨励賞
米国生理学会Recognition Research Award、Young Investigator Award、米国心臓協会New Investigator Award、国際自律神経学会Young Investigator Award
参加者へのメッセージ
「医師キャリア向上委員会、はじめました」
あの「人生ゲーム+令和版」はSNSでのフォロワー数を競う形式となって時代を感じますが、令和時代の医師版「人生ゲーム」はどうでしょうか。少し前までは、初期研修後に医局に入局し専門医取得を取得する過程で、大学病院か市中病院か?大学院進学・学位取得は?開業か勤務医か?の選択でパターンが分かれていました。しかし、令和時代の医師キャリアは驚くほど多様化し、提示されたコースから選ぶものではなく、自分のライフプランに応じてデザインしていくものとなるでしょう。そんな医師キャリアで最初の大きな選択が初期研修病院です。病院マーケティングサミットJAPANの「医師キャリア向上委員会」活動開始宣言である今回のShort Break Sessionでは、医学部5・6年生とカリスマ指導医と卒後22年目の私が、初期研修病院を選ぶ際に重視することを討論します。参加者の皆様にとっても、医師キャリアデザインを意識した病院経営に必ず役立つ内容ですので、ランチョンセミナー後に午後セッションまでのひと時を是非お楽しみください。
サミット2019の演者紹介
あらゆる組織に必要とされるマーケティング発想―病院における実践とは?
マーケティングは難しいもの、自分とは関係ない仕事、と思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、市場の成熟化が進む現代の日本では、あらゆる組織にマーケティング的思考が必要とされています。もちろん病院・医療機関も例外ではありません。そこで本講演ではマーケティングの理論や、フレームワークを解説するのではなく、マーケティング的な思考、そのエッセンスを皆さんが体感できるような内容を予定しています。地域の方に愛され、そして患者さんに選ばれる。ブランド力を持った病院経営、そのマーケティング、ブランディングのアプローチをお話しします。