略歴
1984年、長崎県五島列島生まれ。
2006年より小倉記念病院に在籍。医事・人事・管理業務を経て、現在は企画広報課にてマーケティング業務に従事。web、SNS、メディアリレーション、イベント、動画マーケティング、クリエイティブなどコミュニケーションデザインを統括。昨年の小倉記念病院100周年イヤーでは地元老舗醤油屋とコラボ商品を開発し、広告換算費5,300万円のメディア露出を達成。2017年、PRプランナー取得。
病院マーケティングサミットJAPAN2019 メッセージ
超がつくほどの情報過剰供給社会にどう対応するのか
小倉記念病院の松本です。
病院という組織は得てして主観的な視点をとりがちです。「わたしたちは地域の健康を守る、素晴らしい仕事をしているのだから、生活者はきちんと見ているはずだ」と思っているかもしれませんが、実際はほとんど見向きもされていません。人は目に見えないものは評価しません。また目に見える形で発信したとしても、現代は超がつくほどの情報過剰供給社会であり、地場産業の小さな組織が発信しても手元に届かない。もしくは届いたとしても見過ごされてしまいます。
すでに患者をコントロールできる時代は終わりました。病院は選ばれる立場にあります。しかし病院業界のマーケティングはまだまだ発展途上です。だからこそ伸び代もありますし、ワクワクしながら仕事ができる余地が大きいはずです。そして何より、マーケティングは生活者の利益につながっていると信じています。
当サミットを通じて、私自身もみなさんと一緒にワクワク感やドキドキ感を共有できればと思います。当日はお気軽に話しかけていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!!
病院マーケティングサミットJAPAN2018 メッセージ
小倉記念病院の松本です。
私が小倉記念病院のマーケティング業務に従事し始めたのが2014年です。病院長が交代し、そのタイミングで「古くてダサいホームページをリニューアルせよ。」という人事異動がキッカケでした。最初の1年目はホームページ制作に没頭することで、さほどマーケティングやブランディングについて深く考える余裕もありませんでした。ホームページ完成のゴールが見え始めた時に「これからどうしたらいいの!?」という何もわからない未知の世界に放り出された感覚に襲われたのを覚えています。それまで当院にはマーケティングに関する知識や経験の蓄積がなく、自分自身が初めてその業務を構築していく立場にありました。この状況にある医療機関は現在も多いのではないかと思います。
そういった中で、私が出会ったのは株式会社宣伝会議が主催する「宣伝会議サミット」です。国内有数の企業マーケターや大手広告代理店のクリエイティブディレクター、デジタルマーケティングツールを提供する企業等が講演やディスカッションを行うイベントです。もう、鳥肌が立ってワクワクしました。「この事例は当院だったらこんなやり方ができる、こんなコミュニケーションに転換できる、デジタルってここまで発達しているのか!?」最後の最後まで興奮しっぱなしの2日間でした。その2日間でアイディア30個は思いつきました。実現できているかどうかは別として。
ただ、こういったイベントが開催されるのは東京だけです。私に許されている出張は年1回。全然足りません。もっとワクワクしたいし、新しい世界をもっと知りたい。運良くヴァイタリー の竹田さんに出会って、それなら自分たちでイベントを開催しようと始めたのが当サミットです。しかも地方で。しかも病院業界を対象として。
すでに患者をコントロールできる時代は終わりました。病院は選ばれる立場にあります。しかし病院業界のマーケティングはまだまだ発展途上です。だからこそ伸び代もありますし、ワクワクしながら仕事ができる余地が大きいはずです。そして何より、マーケティングは生活者の利益につながっていると信じています。
当サミットを通じて、私自身もみなさんと一緒にワクワク感やドキドキ感を共有できればと思います。当日はお気軽に話しかけていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!!