小山 晃英 / 京都府立医科大学

演者

小山 晃英 (京都府立医科大学 地域保健医療疫学)

登壇セッション

略歴

長野県出身(長野県長野高校卒)。岡山大学医学部を卒業後、信州大学大学院医学系研究科 循環病態学講座(新藤隆行教授)にて博士取得。博士課程では、心血管代謝内分泌領域の基礎研究に従事した。現在は、京都府立医科大学 地域保健医療疫学(渡邊能行教授)にて、日本多施設共同コーホート研究(J-MICC研究)を軸とした疫学研究と、行動科学を取り入れた社会実験に取り組んでいる。

受賞歴
・第83回日本内分泌学会学術総会: Young Investigator Award
・第35回日本高血圧学会総会:Young Investigator’s Award
・第46回日本動脈硬化学会総会・学術総会:最優秀若手奨励賞
・第15回日本心血管内分泌代謝学会学術総会:Young Investigator Award
・信州大学医学部学術奨励賞(4年連続受賞:2010-2013)
・Nature Medicine Vascular Medicine Award
他多数

プログラム紹介

Session 2 「経営に活きるブランディング戦略」のファシリテーターを務める小山です。公衆衛生のテーマの一つである行動変容を考えたときに、学術領域では行動科学という分野になるものが、産業領域ではマーケティングという言葉で実践されています。2領域を比べてみると、誰かの行動を変えるという目的は同じであっても、決定的に違うことは、本気度だと考えます。
企業ではマーケティングが機能しなければ倒産します。領域問わず、生き残るためには、マーケティングは必要な行動です。そして、マーケティングの最初の一歩は受け入れられること。次に、愛され、ファンを作ること。そのためには、ブランディングは有効です。
経済学で用いられる理論は、社会で取り入れられている事例が数多くあります。一方、医療業界や行政に関わる人々は、消費や利益に関わる経済関連の用語は使いにくく、抵抗を感じやすいと思います。そのため、「マーケティング」や「ブランディング」という単語は商業的なニュアンスがあり、拒絶反応があるかもしれません。聞く耳を持つために行動を変えないといけないのは、医療従事者側なのかもしれないと感じています。
このセッションでは、病院を取り巻く人に行動変容を仕掛けるにはどうすればいいのか、オリンパス株式会社の大山氏、ライフネット生命保険株式会社の岩田氏、株式会社横浜DeNAベイスターズの林氏にご講演いただき、議論したいと思います。この三名の事例は、領域は違えど、コミュニケーションを舞台に「ブランディング」という軸で通ずるものがあります。このSessionでは、コミュケーションのヒントになる考え方が盛りだくさんです。考えが変われば、行動は変わります。

その他のプログラム紹介

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